これだけは知っておきたい茶道の心得

舞双庵, 有限会社 TEAMWORKS 有限会社 TEAMWORKS Jardines de estilo asiático
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茶道とは日本伝統の茶を点て、茶を振る舞う儀式を指します。お茶会作法は相手を持て成す心、持て成される心を大切な要素としています。また茶碗に始まり茶道具や茶室の床の間にかける禅語などの掛け物は個々の美術品である以上に茶会が進行するその時間自体が総合芸術と考えられています。「茶道について興味があるけれど、少し敷居が高い・・・」そんな風に思っている人のために、今回は茶道についての基本をご紹介します。お茶会作法を知って日本のライフスタイルに触れてみましょう。

茶道とは

茶道とは、「お茶をたてる作法により精神を修養する」という千利休が大成した思想です。お茶会作法は「動く禅」とも言われ、心を落ち着かせる為に学び、お茶をたてる茶道の作法はもちろんのこと、客人としてお点前をいただくときの作法もあります。茶道の作法は、相手を持て成す心、持て成される心を育てることも大切な要素として考えられます。


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お茶をたてる場所は?

お茶をたてる会場は、主に四畳半の和室です。最近では、祭事や茶道教室など広いお部屋で開催されるお茶会も多いです。でも、自宅で友人を招いてのプライベートの茶会ならば、やっぱり小さな和室から静かに中庭を眺められる場所は素敵です。こちらは有限会社TEAMWORKSが手掛ける舞双庵の中庭。町家住宅に定番の中庭をいかに愛でながら快適に暮らせるか、庭ごと美しくデザインされた住宅です。こういう場所で茶会を楽しみたいですね。


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お茶をたてる道具

こちらは愚陶庵の茶道道具。茶道具は自分やその空間に合わせたサイズになっているのが大半ではないでしょうか。でも、ほんのわずかに感じる道具のサイズへの違和感や距離感。そんな些細な点にも気を配りデザインされた愚陶庵の茶道道具は通常より一回り小さく、ランチョンマットに菓子皿と共に収まるピッタリなサイズを制作しています。茶道について学ぶなら、やっぱり自分らしい道具を揃えて始めたいですね。


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 ローソファーでおしゃれに

茶道の作法は、相手への心配り

「菓子はいつ、どうやって食べるの?」「茶わんを回すのは何回?」茶道の作法には疑問が尽きません。茶道とは、相手への気配りが基本です。お菓子が運ばれて来たら、亭主に「お菓子をどうぞ」と勧められてから手を伸ばしましょう。また隣のお客様にも「「お先にちょうだいします」と一言を忘れずに。お菓子を食べ終えた後、お茶が運ばれます。その時も同様に同席者への心配りを忘れないでください。茶道について学びながら、一緒に心配りも学ぶことが出来ますね。

茶道とは、器でもてなし。器への心配り。

茶道の作法の中でも、器の選び方や扱い方は大切です。

亭主は器の正面を客に向けてもてなします。茶わんは出されたときに自分の方に向いているのが正面です。亭主は器の正面を客に向けますが、客は茶わんを大切にするため正面を避けて飲みましょう。化粧などの油分が正面につき、汚れないようにとの亭主や器への配慮も、お茶会作法として覚えておきましょう。2度に分けて茶わんを回し、器の美しさを楽しみましょう。飲み終わったら右手親指と人さし指で軽く飲み口を拭いて、手は懐紙でぬぐいましょう。茶わんは先ほどと反対に回して、正面を亭主側に戻して置きましょう。

時を忘れる

茶道についてよくいわれる「一期一会」。今この時間、集う人との関係は二度と同じものはなく、かけがいのないものだという意味です。亭主のもてなしの心に対して、時間を気にするのは失礼にあたります。お茶会作法では、着席前に時計は外すのが礼儀です。時を忘れ、和敬清寂の精神で、釜の音を聞き、香を楽しみ、道具を眺め、触り、菓子とお茶を味わいましょう。

しつらえを尋ねる

茶席ではお道具拝見も作法の一つです。亭主は四季や歳時記など道具を客に合わせて用意しています。これを「しつらえ」といいます。正式の茶席では、客の代表とされる正客が亭主の思いをくみ取り、しつらえの意味などを尋ねます。どんな茶わんで飲ませてくれているのか、掛物の文字は何と読むかなど尋ねてみましょう。お茶をおいしくいただけるだけでなく、季節感を大切にしたおもてなしの心も楽しみましょう。


【伝統的な空間については、こちらの記事で紹介しています】

※ 鴨居から床の間まで。和室の知っておきたい基礎知識 

※ 日本の伝統が生きる和風住宅の魅力まとめ 

追記:上質な茶室建具

こちらは和菓子教室をいとなみ、お茶をこよなく愛する施主のためにつくられたお茶室。床柱は松皮丸太、床框に錆丸太、柱には吉野杉の面皮柱。天井は真(鏡板)・行(杉の柾板)・草(黒部網代)の天井となっておりこだわりと格調の高い仕上がりです。夜には点前座がステージのように浮かび上がり、客座は観客席のように暗がりに沈むドラマティックな空間となります。和菓子教室でつくったお菓子とお茶をみんなで自宅で楽しめる上品な茶室があるなんて素敵ですね。

追記:明り取りと雰囲気ある茶室

こちらも茶道を嗜まれている施主がつくった茶室です。設計者自ら茶道を習い、茶道作法等を理解した上で細かく設計されています。天井や畳、建具のこだわりの設えはもちろんのこと、トップライトから差し込む光が、茶室空間を特別な雰囲気に演出していますね。


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