どの部屋にどの照明が合いますか?

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
荏田町の家, 新井アトリエ一級建築士事務所 新井アトリエ一級建築士事務所 Comedores de estilo moderno
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住宅の家具の中でも欠かせないもののひとつである照明器具。照明にはたくさん種類がありますが大きく2つに分けるとするなら、空間を均一に明るくしてくれる蛍光灯と温かみのある光で素敵な雰囲気を演出してくれる白熱灯があります。またスタンドタイプやペンダントタイプ、シャンデリアの照明など様々なタイプの照明があります。部屋にはそれぞれの使用用途がありますが各部屋に合わせた照明を配置することで、もっと快適な暮らしを送ることができるでしょう。ではどんな照明がどんな部屋に向いているのでしょうか。今回はキッチン・ダイニング・リビング・寝室・浴室・子ども部屋の6つの部屋の照明を紹介いたします。

キッチン→蛍光灯+白熱灯

こちらはスペインのインテリアデザイナーDEULONDER ARQUITECTURA DOMESTICAが手掛けました。白をベースにつくられた空間の中にペンダントタイプの照明がインパクトを与えています。料理や作業を行う真上の照明には安全性を考慮し蛍光灯を使ったり、スポットタイプの照明を使って手元を明るく照らすことができるでしょう。また料理を置くカウンターには温かみのある白熱灯が適しています。白熱灯の場合オレンジっぽい色の電球色を選びましょう。なぜなら料理が暖かく照らされより美味しそうに見えるからです。

ダイニング→ペンダントタイプ

こちらは神奈川県を拠点に活動する新井アトリエ一級建築士事務所が手掛けた住宅のダイニングルームです。広がりのある1階のワンルームの中にリビング・ダイニング・キッチン・ワークスペースといった様々な居場所があり、家族がそれぞれ思い思いのことをしていても互いに気配を感じられる空間となっています。そんな空間のひとつであるこちらのダイニングは、照明の影が素敵ですね。ダイニングに適した照明はテーブルにのった料理をきちんと照らしてくれる、光の方向が下向きのもの(ペンダントタイプ)がおすすめです。

リビング→光の調節ができるもの

こちらはイギリスを拠点に活動する澤山乃莉子 DESIGN & ASSOCIATES LTD.が150年前の学校の教室を住宅にコンバージョンされたものです。シャンデリアで華やかさを演出しつつも落ち着いた光と家具でバランスのとれた素敵なリビングとなっています。1日の中で居ることの多いリビングは光をコントロールして1日の明かりを調整できるようにするといいでしょう。例えばスタンドタイプの照明をいくつか使用することで光の量を調節できます。

寝室→スタンドタイプやブラケット

こちらは熊本県を拠点に活動するTHE MAKER’S&UNITED SPACE ARCHITECTが手掛けた住宅のベッドルームです。白い天井や壁に映った照明の影が素敵ですね。寝室の照明は安らぎを演出するために重要な役割を果たしています。こちらのように天井灯をなくしてスタンドタイプの照明を使用したり、壁に取り付けるタイプのブラケットを使用することでまぶしくない空間をつくるといいでしょう。また照明の色は温かいオレンジ色の光が適しています。他には足元に間接照明を使用したり、調光できるシーリングライトを使用するのもいいと言われています。

バスルーム→オレンジ色の光

こちらの露天風呂は大阪を拠点に活動する一級建築士事務所 EEE WORKSが手掛けました。1日の疲れを癒してくれるバスルーム。家の中にこんな素敵な露天風呂があれば1日の疲れが吹き飛ぶことでしょう。そんなくつろぎの空間であるバスルームは明るすぎない温かみの色がおすすめです。柔らかなオレンジ色が最も適しているでしょう。こちらは露天風呂ですが、露天風呂でなくてもこのように演出することで安らぎの空間をつくることができるのではないでしょうか。

子ども部屋→シーリングライト

最後に紹介するこちらの子ども部屋は大阪を拠点に活動する株式会社 ATELIER WAONが手掛けました。朝は窓からの自然光で、夜は天井についた照明で部屋を明るく照らしてくれることでしょう。大前提として特に子ども部屋には目に優しい照明を選ぶということが挙げられます。そして子ども部屋には全体を明るく照らす天井値付けのシーリングライトが適しているでしょう。またガラスより割れにくいアクリル製が特に良いです。

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