色々な可能性を秘めた空間:玄関、廊下をオーガナイズしてもっと活用しよう

Y. Y. Y. Y.
OH! house, Takeru Shoji Architects.Co.,Ltd Takeru Shoji Architects.Co.,Ltd Casas de estilo ecléctico
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玄関や廊下は普段通り抜けるだけの場所なので、インテリアもおざなりになってしまいがちではありませんか?確かに玄関や廊下などのスペースは、いわゆる「部屋」ではありませんが、その空間を上手く使えば、家全体の印象を変えてしまうこともできます。それにこういった空間は既成の機能以外にも、色々な可能性を秘めているはずです。アイディア次第で、廊下や玄関スペースがもっと活用されるかもしれません。

自転車がポエティックに

みなさん自転車は室内に置いていらっしゃいますか?ロードバイクやマウンテンバイクなど高価なものは、廊下に置いておられる方も多いでしょう。お気に入りの自転車も、できれば室内で保管したいですね。こちらの「自転車置き場」は壁紙や床などインテリアのベースになるものが素敵ですね。こんな廊下だと、そこにただ自転車を置くだけでも、まるでそこから物語が始まるかのような、ポエッティックな印象を与えます。

靴箱

玄関や廊下に求められるのは、すっきりと片付いている状態。特にそこは「通り抜ける」場所ですから、ものがごちゃごちゃと置いてあると不便です。それに地震災害などの緊急時の対応の面から見ても、エンタランス付近の整理整頓は重要でしょう。そのためにはその空間の収納力を上げることが大切です。北名古屋市を拠点に活動するTUBOI DESIGN WORKSHOPが設計を手掛けたこちらのお住まいは、玄関にありがちな煩雑さが見られず、全体的にとても清潔な印象を受けます。靴も他の展示物と一緒に並べられ、可愛らしい雰囲気ですね。

homify Pasillos, vestíbulos y escaleras de estilo moderno

出かける前に通る場所である廊下や玄関スペースには、鏡を置くと便利ですね。ほとんどの方は出かける際には身だしなみをチェクされますし、お客様がお帰りになられる際にも、鏡があると親切です。ロンドンのインテリアコーディネーターが提案するこちらの玄関スペースはすっきりと整頓され、黒く縁取られた家具がモダンな印象です。鏡は空間を広げる効果があるので、狭い玄関スペースには特にお薦めです。鏡のすぐ近くに照明を置いておくと、お出かけ前のチェックに役立ちますね。インテリアにも統一感があり、お洒落なエントランスホールです。

廊下を書斎に?

新潟市を拠点に活動するTAKERU SHOJI ARCHITECTS. CO., LTDが設計したこちらのお住まいには、12mを越すワークカウンターと本棚が廊下に設置されています。本好きのご夫妻のために作られました。 廊下でもこれだけ明るく、幅があると書斎としても使えますね。廊下の壁は空いていることが多いと思うので、こんな風に活用して、ブックシェルフなどを置かれてみるのはいかがでしょうか。

ベンチ

名古屋を拠点に活動する建築事務所、ソフトデザイン一級建築事務所が設計した「ちいさな塔の家」は、建坪約13坪、木造3階建ての住宅。敷地を最大限活用し、漆喰とアンティーク部材で建設されました。海外から取り寄せたアンティーク部品と日本の建材を組み合わせ、玄関先を見るだけでも、西欧の古いお家のよ うな、落ち着いた雰囲気のお住まいの様子が伺われますね。エントランスホールにはベンチが取り付けられ、複数の人達が一度に座れるようになっています。玄 関に腰掛ける場があると、靴の脱ぎ履きが大変なお子様やお年寄りの方には、親切ですね。玄関の趣にピッタリなテーブルも置かれ、ここでアフターヌーン ティーを楽しむことすらできそうです。

テーブル

テーブルは玄関や廊下の必需品というわけではありませんが、あると雰囲気に余裕が出ます。こちらのエントランスホールは、壁に取り付けられた棚がモダンなイメージですね。窓からの緑もみずみずしく、テーブルには読みかけの本が置いてあるのでしょうか。床のカーペットもモダンなインテリアをオリジナルなものにしており、エントランススペースとはいえ、ここに椅子を持って来て読書をしたくなるような空間です。廊下や玄関ホールも通り抜けや収納だけでなく、アイディアによっては色々な使い方ができそうです。

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