戸袋のある引き戸ですっきりとした窓辺に!引き込み戸の魅力まとめ集

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戸袋とは何か知っていますか?雨戸を収納する場所などとして古くから日本の建物で見かけられましたが、近年は雨戸を設置しなかったり、建物の洋式化で見かけることも少なくなりました。しかし、現在の戸袋とは大きな窓や室内扉をすっきり収納するものとして、住まいの様々な場面に利用される重要なアイテムとなっています。そこで今回は、戸袋のある引き込み戸の特徴や魅力、そして気を付けておきたいことまでまとめて紹介していきたいと思います。

戸袋とは

戸袋とは、引き戸の扉が壁の中に収納されるように、壁が袋状につくられている部分を指します。また、そうした扉のタイプを「引き込み戸」と言います。伝統的な日本の家屋では雨戸などを収めることが一般的でしたが、現在の戸袋とは引き戸の掃き出し窓や室内扉など、住まいの様々な扉に使われています。では、そうした引き込み戸の魅力とは何なのでしょうか。次からは、その魅力について見ていきましょう。


▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の引き戸を紹介しています。◀

※ 引き戸の写真ページ

すっきりとした見た目

引き込み戸の一番の魅力とも言えるのが、戸を収めた時のすっきりとした見た目でしょう。壁の中に扉が隠されることで、もはや扉が付いてないように一瞬思ってしまうほどすっきりとした扉周りとなります。また、こちらの住まいのように大開口との相性も良く、大開口の窓をすべて戸袋に収めることで、大きな開口いっぱいに窓を開放することができ、住まいの開放感をより気持ちのいいものにしてくれます。


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扉周りにも家具が置ける

引き違い戸などの扉タイプの場合、扉近くがデッドスペースとなり、そこに家具などを置くことが難しいですが、引き込み戸であれば、戸を開けていても壁の中に引き込まれることから、戸袋の両側にも家具やデコレーションなどでインテリアをより使いやすく自由にアレンジすることができます。こちらの住まいように横に小上がりを設けることができるような、自由な間取りやデザインを可能にもしてくれます。


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 デザインだけじゃなく防犯対策も! 玄関ドアの種類と選び方

室内の間仕切りとしても

戸袋を使って室内の間仕切りをフレキシブルに利用することもできます。こちらのエヌ スケッチが手掛けた住まいのように、戸袋の中に間仕切りとなる建具を隠すことで、通常はキッチンダイニングとリビングがつながっている開放的な空間となる一方、ゲストが来た時などには間仕切りで2つの空間を仕切ることができます。戸袋を使うことで、戸を開けていても一見間仕切りとなる建具がないようなすっきりとしたインテリアとなっています。

掃除のしづらい戸袋部分

そうした魅力を持っている引き込み戸ですが、1つだけ気を付けておきたいことがあります。それは、袋状になっている部分の掃除がしづらい点です。床にレールが付いているタイプであれば、溜まってしまった埃などを取り除くことがなかなか難しくなってしまいます。室内の掃除については、「掃除の労力を減らそう:埃対策のまとめ」も参考にしてみて下さい。

敷居がないすっきりとした上吊式

室内扉としての引き込み戸には扉枠の上端で戸が吊らされるタイプの上吊式の引き込み戸もあります。このタイプの場合、床にレールを設置する必要がないことから、非常にすっきりとした床に仕上げることができます。また、敷居がすっきりとしていることで、先程の戸袋に埃が溜まってしまうこともなく、掃除のしにくさも軽減されます。また、戸が静かに閉まるタイプや収まっている戸を押すと飛びててくる閉めやすいタイプのものもありますので、そうしたものを利用しながら使いやすく快適な引き込み戸にしてみて下さい。


【その他の戸やドアについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ ドアの種類とそれぞれのメリット

※ 格子戸で扉もおしゃれにデザイン!その‎種類と特徴


追記:景色や採光が遮られないガラスの引き戸

ガラスの引き戸は、開けても閉めても視界が遮られないので、空間に圧迫感がありません。また戸を閉めると一方の部屋からは窓の景色や採光が遮られるというデメリットも解決できます。小さい子供を持つ家庭でガラス素材に心配のある人は、万が一割れても安全性の高い樹脂製パネルの透明引き戸にしておくと安心です。


追記:小さなスペースを円形で区切る引き戸

曲線フォルムが個性的なスペースを作るこちらの曲線引き戸。このような曲線タイプは建物のエントランスに設けられることが多いですが、間仕切りとして使用する場合は小さくてもプライベートをしっかり確保したいスペースをに最適なデザインです。

追記:大工工事の技が美しい

室内と裏庭を広縁でつなぐ大開口部。引き込み戸とはいわゆる「壁に建具を仕舞う」ということで眺めの良い全開口を実現してくれます。このような大きく開け放つ事のできる引き込み戸には大工工事の美しい技がひかります。

追記:内と外が一体になる開口部に

こちらは千葉県郊外に建つ木造平屋建て住宅。建具は引き込み戸で内と外が一体に繋がる開放感のある室内をつくります。草花を好まれる施主の為に、どのお部屋からも緑豊かな庭の四季折々の眺めを楽しむことができる住宅が実現しました。


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