現代にちょうど良い賃貸長屋のカタチ「sora」

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sora, 一級建築士事務所 感共ラボの森 一級建築士事務所 感共ラボの森 Casas modernas
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長屋とは江戸時代より一般的に都市など限られた地域に多くの人が暮らすために考えられた機能的な住まいです。本来は家族のような共同体かであるように物の貸し借りや、大人が長屋の子供を見あったりと互いに補い合えるような、大家を中心として暮らしを快適に過ごすことが可能でした。しかし時代と共に地域の人との関わり合いの形態も移り変わり、一定の距離を置くことが多くなりました。そこで、長屋の特徴を活かしつつも、現代人に調和のとれた近隣との関わりや、自然を巧みに取り入れた長屋のカタチが【快適健康環境+DESIGN】森建築設計によって実現しました。

メリハリのある外観

住まう人が一体感を持てるような、白と茶色のメリハリある外観がすっきりとした長屋の外観。南庭のある茶色い壁の住居と、北庭のある白い壁の住居はどちらも自然光が降りそそぐ明るい室内となっています。南庭のある茶色い壁の住居は専用パティオを通って室内にアプローチすることができます。

専用パティオと続くダイニングキッチン

室内は間口いっぱいの開口と、構造表しの天井仕上げや階段は現代的でスタイリッシュな印象を受けます。木格子の目隠しは他の住居と繋がりを持ちながらも、プライベートを守ってくれるデザインです。上部ロフトまで続く高さもある間口いっぱいの開口は、長屋の暗くなりがちな室を自然光がしっかりと照らしてくれます。キッチンダイニングから専用パティオまで接続していく空間は開放的でくつろぎを感じます。

一体感のある上下層階

ダイニングから見上げる二階廊下の床は透明ガラスで仕上げられており、間口の大開口からの採光が住居全体に浸透していく仕掛けでしょうか。ガラスの床を用いていながらも、個々の室のプライベートは守られています。日中は照明がなくとも快適に過ごすことが可能です。

廊下の床からの採光

こちらは二階室を通して見た廊下部分。もちろん、廊下の透明床ガラスの効果により自然採光がそっと室を照らしています。機能的に設けられた照明と、ダークブラウンでまとめられた床と天井仕上げによってゆったりと落ち着くモダンな空間となっています。

贅沢に設けられた開口

南庭パティオのある住居では一面の開口を持っています。パティオの中心に立てば、ガラスに映る空と実際の空が繋がり、拡張した空がプライベートな空間でありながら爽快で気持ちの良いスペースを生み出してくれます。また夜になれば専用パティオを照らす室内灯が、住空間に雰囲気のあるおもむきをもたらしてくれるでしょう。

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