身近な贅沢の場へ:バルコニーのインテリア

Rei Watanabe Rei Watanabe
Tei, キリコ設計事務所 キリコ設計事務所 Balcones y terrazas de estilo asiático
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皆さんは1日にどれくらいの時間をバルコニーで過ごしていますか。使い分けることが出来る複数のバルコニーがあればいざ知らず、路上から目にする限りは、洗濯物が干してあることが多いようです。お子様がいるご家庭では運動靴を洗う為に使っているかもしれませんし、忙しい独身のアパートではゴミの日を待つゴミを溜めておく場所にしている人もいるようです。せっかくのバルコニー、もっと贅沢の為に使ってみませんか。そのためにまずは、インテリアを工夫してお気に入りの空間を作ってしまいましょう。

バルコニーが書斎

キリコ設計事務所によるこちらのお宅は、立地の素晴らしさも一役買っていますが、読書スペースとして利用するアイデアは、参考にしたいですね。生活に関わる物が目に入る場所では、気が散ってしまったり、寝室やソファではうっかり居眠りしてしまったりと、なかなか集中できません。生活空間から一歩外に出たバルコニーで、外の空気を吸いながら読書なんて、素敵な週末です。

木のベンチ

こちらのベランダは、ブラジルのインテリアデザイナーBIARARI E RODRIGUES ARQUITETURA E INTERIORESが手掛けた物です。木のベンチに淡い色合いのクッションが可愛らしいですね。家事の合間に一休みをしたり、風呂上がりに一杯飲んだり、友人を誘ってお茶を飲んだり、色々な楽しみ方が出来そうです。

一人の時間を楽しむ

遠藤浩建築設計事務所 H,ENDOH ARCHITECT&ASSOCIATESによるこちらの二世帯住宅は、複数のテラスやバルコニーがあるため、色々な用途に使い分けられそうです。こちらのバルコニーは一人でゆっくりとしたい時に使えそうですね。観葉植物と皮のデッキチェアでシンプルに纏めてあります。木製の目隠しフェンスは適度な日光と心地良い風を通しながら、近隣からの視界を遮ります。

本気のリラックスをする

ユミラ建築設計室によるこちらのお宅は、ミモザの木のある家ということですが、こちらの屋上テラスはミモザの花の色で仕上げられています。布製の日よけが掛けてあり、完全なプライベート空間となっています。人目を気にせずに日光浴をしながら、籐製のソファーにゆっくりと体を沈めて、昼寝をしたいですね。

大人の寛ぎ

鎌田建築設計室によるこちらのお宅は、簡単には真似できない周辺環境ですが、一点物の良質な家具をベランダの主役にする、という発想は真似したいものです。1938年生まれのBKFチェアは、いつの時代にもおしゃれです。軽くて運び易いので、バルコニーへの出し入れも簡単です。堅過ぎも柔らか過ぎもせず体にフィットする座り心地、屋外での使用感も屋内とはまた違ったものがあります。誰も見ていないベランダでも、だらしなくなり過ぎずに寛ぐ、大人のリラックスタイム向きです。

シンプル可愛いバルコニー

こちらはポーランドBETTER HOMEによるお宅のベランダ、白を基調としていてフェミニンな雰囲気です。何でも無い折りたたみの椅子といくつかの植木、シンプルな空間を絵の無い額縁が引き締めます。お茶を飲んだり、読書をしたり、屋根と窓があるサンルーム状のベランダですから、天気を気にせずに使えていいですね。

アンティーク可愛いバルコニー

こちらのインテリアも女性的で可愛らしいですね。ブラジルのインテリアコーディネーターREANATA ROMEIRO INTERIORESによるものです。アンティーク風に仕上げたタンスに、使用感のあるテラコッタの植木鉢がよく合います。壁のタイルやアンティークの鳥かごも淡い色で統一されていて優しい印象ですね。寒い日の為の膝掛けやガーデニングの道具など、散らかっていると雑多なものも、タンスに入れておけば必要な時にすぐ出せて便利です。

小さくても個性的な鉢

アルゼンチンのデザイナーSÍLICE-ALMACÉN DE DISEÑO-によるこちらの植木鉢は、ベランダをグッとおしゃれにするアクセントになりそうです。背の低い観葉植物がよく似合う小振の鉢、屋上緑化などに使われるセダム類がよく合います。植木の世話が苦手という人も、世話の簡単なセダム類を一つ、こんな個性的な植木鉢に植えておけば、長く可愛がれますね。

テイストを選ばずお洒落な鉢

こちらはドイツのTANTE EPHRAIMによるセメントの鉢です。気泡の味わいがいつまで見ていても飽きないモダンなデザインですね。土を入れる部分を中心からずらすことによって、美しい余白を生み出しました。シンプル系や可愛い系はもちろんのこと、和風のインテリアにも、男性的なインテリアにもよく合います。風雨に晒されることによる表面の変化もじわじわと楽しめる逸品です。

モダンなハンギング

バルコニーのスペースは狭めたくないけれど、緑を楽しみたいという人、視線を避ける工夫がバルコニー床面への日差しを遮ってしまったという人、植木は吊るしてしまいましょう。そして従来のハンギングバスケットは老後感が強くて抵抗があるという人、イタリアからLAND ARCH ZONEのこちらのデザインはいかがでしょう。シンプルなアイデアの中にも、幅や素材に考え抜かれたデザイン性が光ります。まずは枠選び、そしてこの枠にあった植木を選ぶ、という順序で挑みたいですね。

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