土間のあるお洒落でモダンな住空間

K.Yokoyama K.Yokoyama
矢の口の家, 向山建築設計事務所 向山建築設計事務所 Cocinas modernas
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「土間」というと、昔ながらの和風住宅を思い浮かべる人もいますが、最近ではモダンな住まいにあえて土間スペースを作ることによって、お洒落で個性的な住空間が生まれていることをご存知ですか?土間をリビングやダイニングにしたり、趣味を楽しむ場としたり、中庭の様にくつろげる雰囲気を作ったりと、使い方のアイデアが様々に生まれています。今回はそんな個性的な土間を持ったモダンな住まいの例を5つご紹介します。それぞれ魅力的な空間となっていて、あなたの住まいに参考になるアイデアもきっと見つかるはずです!

土間によって広がる住まいの可能性

こちらはTEKTON|テクトン建築設計事務所の手掛けたプロジェクト「趣味を楽しむ土間の家」からの例です。玄関土間の延長空間として収納スペースがあり、自転車やスポーツ&アウトドア用品を仕舞っておくことが出来ます。玄関と合わせるととても広い空間になるので、自転車のメンテナンスなどの作業場にも利用出来そうですね。またリクライニングチェアーを置いいてセカンドリビングのようにリラックスしたり、子供のいるご家族ならお子様の遊び場にしたりと、土間によって暮らしの色々な可能性が広がりそうです。

土間のダイニングキッチン

こちらは向山建築設計事務所の手掛けたプロジェクト「矢の口の家」からの例。住まいの玄関を入ると土間のダイニングキッチンがあるというとても大胆な作りが印象的。一段高くなったフローリング床の部分がリビングです。またこのダイニングに面しては、庭につながる開放的な開口部があり、庭と室内を自由に行き来できるようになっています。かしこまらないカジュアルな雰囲気があるので、親しい友人たちと集まってホームパーティーなどをしても素敵な時間が過ごせそうですね。

モダンな通り土間

マンションをリノベーションしたというこの住まいの特徴は通り土間。連続して空間が続いていくこの家の中心には、オリジナルで製作されたキッチンが配置されており、家族のくつろぎの場になっているそうです。通り土間は段差のないバリアフリーの作りのため、車椅子での生活や高齢のご家族がいる場合も、室内でのスムーズな移動が可能で日々の暮らしやすさがアップ。また通り土間があることによって、室内全体に光と風が通り抜けて行き、住宅地の中にある敷地でも快適に過ごすことが出来ます。この土間は内田雄介設計室によって手掛けられたプロジェクト「通り土間の家」からの例です。

撮影:Ippei Shinzawa

庭の景色を楽しむ土間ダイニング

築およそ100年の古民家をリノベーションして生まれ変わったというこの和モダンの住まい。庭に面して大きな開口を取った土間スペースにダイニングを配置し、お洒落なレストランさながらの雰囲気となっています。美しい日本庭園を眺めながら、毎日優雅な気分で食事が楽しめますね。趣とスタイリッシュさの両方がバランスよく取り入れられた素敵な空間です。この土間は、M5_ARCHITECTEによって手掛けられたプロジェクト「古民家改修:通り土間のある家」からの例です。

撮影:写真家/近藤泰岳

中庭のような土間

こちらはALTS DESIGN OFFICEの手掛けたプロジェクト「Kofunaki House」からの例です。玄関を入ると広がる明るい吹き抜けの室内空間。広々とした土間や植栽によって、まるで屋外の中庭にいるかのような開放的な気分になれます。新しい土間の在り方によって、暮らしの中で屋外や屋内と、特に気にすることなく、自由気ままな雰囲気で生活できる居心地のいいモダンな住まいですね。

【土間については、こちらの記事でも紹介しています】

 知っておきたい!いま流行りの土間のメリット・デメリット 

※ 土間コンクリートでおしゃれな床に!そのメリット・デメリット  

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